高校生×キャンパスラボ
若者が考える多言語音声翻訳の未来とは?!

こんにちは。キャンパスラボに所属している、実践女子大学の栗山千緒里です。
今回は私と成蹊大学の塩田空礼、駒澤大学の安東凜香の3人が上野学園中学・高等学校を訪問し、「理工生命ゼミ」で多言語音声翻訳について学び始めた高校2年生と対談してきました!

Q1.日常で外国語に関わる、触れる体験や、言葉が分からず困るタイミングは?

栗山:私は、アルバイトで外国人のお客様を接客する時に、発音が聞き取れなくて困ったことがある!

塩田さん:確かに大学生になると、アルバイトで色々な国の人と接することが多いよね。高校生って、授業以外ではどういう場で海外の人と接したり、外国語を使う機会がありますか?

高校生Aさん:僕はオンラインゲームをする時に、海外の人とやり取りすることがあります。けど、オンラインゲームってすぐレスポンスする必要があるので、単語が出てこなかったりして、上手くコミュニケーションが取れないことが多いです。

安東さん:確かに私の弟もオンラインゲームをしてる!今はSNSもそうだけど、ゲームでも世界中の人と繋がっているんですね。

高校生Bさん:私は、道を歩いている時や駅などで外国の方に話しかけられることが多いです。乗換案内を見せて説明したり、カタコトな単語とかジェスチャーで返すのがほとんどで、少し不安になります。

栗山:今はコロナの影響で少ないかもしれないけど、上野って海外の人が多いから、道を聞かれる機会も多そうだね。

安東さん:皆英語と触れる機会が結構あるね!私は海外のオンラインショッピングで買い物する時、何を書いてあるのか分からず、住所の書き方も適当に買ったりすることがある。ちゃんと届くか不安だし、今頼んだものもまだ届いていないけど、問い合わせできなくて困っていたりする。

高校生Cさん:私もたまにオンラインショッピングで海外の商品を見るのですが、日本語のレビューが書いてあるものじゃないと不安で買えないです。

塩田さん:私はよくYouTubeやInstagramでのライブ配信を見るけど、海外の人の動画とかは雰囲気で理解しているかなぁ。高校生は普段YouTubeとかInstagramのライブは見る?

高校生Dさん:YouTubeとかって人気のものは翻訳されているものもありますが、翻訳が違って理解できないものありますよね。私たち高校生はTikTokが流行っているので、よく見ています!TikTokを見ていても、海外の人のコメントで外国語の絵文字の意味が分からないことがよくあります。

安東さん:そうか!高校生はTikTokでも海外の人と繋がるんだね。YouTubeとかSNSで世界と繋がるのが当たり前にはなったけど、理解できないって実感して言葉の壁を感じることは以前より増えたかもね。

Q2.言葉の壁がなくなることで、どのような未来になると思う?

高校生Bさん:国や言語関係なく、友達が出来そうですよね。海外の友達を作って人見知りをなおしたいです。海外の人って距離が近いイメージがあるから、フレンドリーに話せるようになりそうです!

安東さん:確かに、海外の人と一緒に過ごす時間が長くなれば、コミュニケーションの取り方とかが変わりそう!言語だけでなくその国特有のジョークや文脈のニュアンスまで分かるようになれば、もっとコミュニケーションが取りやすくなりそうだよね。

高校生Cさん:言葉のコミュニケーションだけでなく、その場の雰囲気やノリも共有できるようになりそうですよね。私は海外のLIVEやフェスに行って、その場の雰囲気を楽しみながら一緒に盛り上がれたらいいなと思います!

高校生Aさん:言語という差がなくなると、他のもので比較されるようになることもあるのかなという気がします。言葉で繋がっても、文化や肌の色とかの違いが強調されるのかなということも不安に感じます。

塩田さん:確かに…。ただ言葉が翻訳されるだけじゃなくて、その文化や価値観ということも共有できるような未来になってほしいよね!

栗山:私は、色々な新しいことを気軽に取り入れることが出来るようになりそうだと思う。趣味とかも日本のものだけじゃなくて、海外のものを取り入れて自分のものに出来そうだよね。私は今料理が出来るようになりたいんだけど、世界中の料理を作れるようになるとカッコいいなって思う。

安東さん:私も最近スケートボードをするんだけど、言葉の壁がなくなると海外の人に教えてもらったら上手くなれそう!海外の言葉を学ぼうと思ったら、2200時間勉強することが必要って聞いたことがあるけれど、多言語音声翻訳が当たり前の世界になったらその時間を、他のことに時間を使うようになれそうだよね。

高校生Dさん:2200時間あったら、私はイラストをいっぱい書きたいです。イラストを描くのが趣味なんですが、その時間にイラストを描くのが上手くなれるといいなと思います。

塩田さん:自分の好きなことがスキルアップして、さらに世界に発信できるようにもなりそうだよね。自分の人生設計とかも変わってきそう。私は2200時間あったら、色んな国に出かけて世界中の人や文化に触れることで自分の価値観を広げたいかなぁ。

栗山:言葉の壁がなくなるとやりたい事の幅が広がったり、物事の視点が変わったりすると考えるとワクワクするよね。

高校生と対談して、SNSやインターネットを使うのが当たり前になっている若者世代は、いつでも世界中の人と繋がれるように変化していると改めて実感しました。
私たちの生活の中で感じる様々な「言葉の壁」をなくしていくことで、私たちの未来はもっと自由に世界中とコミュニケーションがとれるように変わっていけばいいなと思います。

皆さんも是非、多言語音声翻訳で広がる未来を描いてみてくださいね!

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