PoC CONTEST
REPORT
試作品(PoC)コンテストレポート
「多言語音声翻訳試作品(PoC)コンテスト」を開催!
2020年3月14日(土)、「多言語音声翻訳試作品(PoC)コンテスト」を開催しました。アイデアコンテストからの出場者も、試作品(PoC)コンテストで初めて出場する人も、皆さんの素晴らしいプレゼンテーションにより終始賑やかに行うことができました。
尚、昨今の状況を鑑みまして、審査会の開催方式をweb形式の開催に変更させて頂きました。
- 審査員よりコメント
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犬山 紙子KAMIKO INUYAMA
エッセイスト
どの作品も細部まで深く考えられたものばかりで自分自身すぐにでも使ってみたいものばかりでした。日本語の表現は独特で単純に翻訳しても相手に通じないことがありますが、これらの作品を使用しコミュニケーションを取ると海外の方とより身近になりコトバの壁をなくせるかと思いました。
- プレゼンター一覧(10組)
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チーム名 アイデアタイトル No.01加藤 優弥
多言語音声翻訳アプリを搭載したゲームソフトの開発 No.02本堂 勇大
タクシー車内における音声翻訳システムの開発 No.03バイザー株式会社
災害情報を音声で伝達 多言語対応型防災無線アプリ「かんたん防災無線」 No.04水本 武志
言葉も文脈も可視化して「ことばの壁」を超える Hylable Leap No.05White Yellows
グローバル交流の基礎を築く「文化」と「経験」の翻訳を目指したインタラクションモデルの策定 No.06アルファサード株式会社
やさしい⽇本語化エンジンと多⾔語⾳声翻訳を組み合わせた「やさしい⽇本語化⽀援」アプリ No.07キャンパスラボ Aチーム
日本料理を母国の味に翻訳味覚スキャン No.08猪谷 貴姿子
「AR多言語メニューボット」 No.09キャンパスラボ Cチーム
ライブ配信をスグに翻訳!NOW 訳 LIVE No.10チームJ
学習アプリの無償公開で、教育における自治体間格差を解消したい No.11吉田 菜那
スマホアプリ“Slanger”海外でもLet's use 若者言葉! No.12ドラゴンボール
旅行スケジュール管理アプリ No.13大阪大学チーム
言語データ蓄積・学習型の母子健康手帳アプリ「Mama Supporter」 No.14西原 聡吾
topict No.15野中 光
英語が身につくAIメンター付きボイス日記
- 優秀賞受賞者(3組)
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総務大臣賞(最優秀賞)
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No.06アルファサード株式会社(野田 純生)
アイデアタイトル
やさしい⽇本語化エンジンと多⾔語⾳声翻訳を組み合わせた「やさしい⽇本語化⽀援」アプリ
概要
やさしい日本語とは、簡易な表現を用いる、文の構造を簡単にする、漢字にふりがなを振るなどして、日本語に不慣れな外国人にもわかりやすくした日本語。このアプリは音声入力やテキスト入力を翻訳する前に「やさしい日本語」に変換し、翻訳できるアプリ。
- 審査員コメント
- 日本語のニュアンスの難しさを翻訳の中で解決するところが良いと感じた。今後、デジタルサイネージへの活用がイメージできる。
NICT賞-
No.10チームJ(朝永 龍明)
アイデアタイトル
学習アプリの無償公開で、教育における自治体間格差を解消したい
概要
発音チェック付多機能ふりかえりカード「単語カードアプリ」
スピーキングやリスニングの機能が付いた総合的な学習アプリを無償で提供し、地方と都市部との言語環境の格差を埋め、義務教育諸学校などの自治体間の格差の解消に繋がればと、このアプリの試作品を作成した。扱えるものは単語や文字だけではなく図形を使った数学の公式にも使える。
- 審査員コメント
- 教育者目線から生まれたすごいアイデアである。入力するだけで学習コンテンツが出てくるのがとても良いと感じた。
サン・フレア賞-
No.13大阪大学チーム(鶴田 葵、山本 峰丸、塚本 健人)
アイデアタイトル
言語データ蓄積・学習型の母子健康手帳アプリ 「Mama Supporter」
概要
「Mama Supporter」は外国人妊産婦の妊娠・出産・子育てサポートするアプリ。通院時の音声翻訳で会話サポート、出産・育児などに関する百科事典と単語帳、さらに妊娠~出産・育児の経過記録と通院管理ができる。このアプリによって言語の壁を越え、誰もが安心して子育てできる環境を作ることを目指す。
- 審査員コメント
- 社会的価値、新規性が高く、技術的な背景がとてもしっかりしたアイデア。マーケットは小さいが、実用性が高いと感じた。
- ドキュメントムービー
- フォトギャラリー
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